
コンパウンドで鏡面仕上げの方法:必要道具からトラブル対処まで徹底解説
愛車の洗車後に微細なキズが気になり、鏡面仕上げどうすればいいか悩むことはありませんか。新車のような輝きを取り戻したい一方で、誤った研磨で塗装を傷めてしまうのではないかという不安もあると思います。
この記事では初心者にでも分かりやすいように詳しい手順と道具の選び方を解説し、洗車からコーティングまでの全工程を網羅します。
最後には自信を持ってプロ並みの艶を実現できるようになります。
目次
1.コンパウンドで鏡面仕上げを始める前に
1-1:鏡面仕上げで起こりうるリスク
1-2:必要な道具と選び方
2.【手順】コンパウンドでの鏡面仕上げステップ
ステップ1|洗車と下地処理で鉄粉・水垢を除去
ステップ2|細目コンパウンドで小キズを消す
ステップ3|極細目〜超微粒子コンパウンドでツヤを出す
ステップ4|仕上げのコーディングで光沢を持続させる
3.トラブル対処法|こんなときどうする?
事例1:塗装面が白くぼやけたときのリカバリー手順
事例2:鏡面仕上げにならない、ツヤ不足を感じたときの対処法
事例3:塗装焼けを防ぐポイント
4.まとめ
コンパウンドで鏡面仕上げを始める前に

ここでは、コンパウンドで鏡面仕上げをする際に、起こりうるリスクを整理し、必要な道具の選び方を解説します。
鏡面仕上げで起こりうるリスク
鏡面仕上げによって車の塗装面は、「細かい傷」や「くすみ」は消え、深みのある艶とクリアな塗装面となります。
しかし、その効果を追求するあまり過度に研磨を続けると、塗装表面のクリア層と呼ばれる箇所が削り取られ、塗装の劣化を招いてしまう恐れがあります。
高速回転や強い圧力でポリッシャーを同じ場所に当て続けると、熱が蓄積して塗膜が変色・焦げる「塗装焼け」を引き起こすことがあるため注意が必要です。また、研磨によって生じる粉塵がドアの隙間やモール部分に入り込むと、後に塗膜下で錆びや腐食の原因となる場合があります。
粗い番手から細かい番手への切り替えが不十分だと、塗装面に白っぽい曇りが残る「白ボケ」が生じることもあり、コンパウンドの番手選びには、十分に配慮が必要です。
必要な道具と選び方
鏡面仕上げで欠かせないのは、用途別に使い分けるマイクロファイバークロス、研磨パッド、そして安全用の保護具です。
| コンパウンド | 研磨用の細かい粒子が入ったペースト状のもの 塗装表面の凹凸を削りとり艶を出す |
| ポリッシャーおよび研磨パッド | 研磨するための回転する機械 コンパウンドと合わせて使用する |
| マイクロファイバークロス | 塗装表面についた、余分なコンパウンドを拭き取る |
マイクロファイバークロスは、使用する工程に応じて使い分けることがポイントです。
毛足の長いポリッシング用クロスは繊維密度が高くクッション性に優れるため、研磨剤を滑らかに伸ばしつつ塗装面を傷つけにくい特徴があります。両面で毛足の長さが異なる設計のものもあり、好みや用途によって使い分けます。
エッジレスタイプは縫い目やタグを排除したソフトな縁取りが施されており、糸くずの発生も抑えられています。このタイプは極細繊維の密度が高く、細部の仕上げに向いており、特に最終工程での艶出しに適しています。
研磨パッドは、性能に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
まずウール製パッドは、強い切削力を持ち、深い傷や水垢を素早く除去できます。ただし、強力なため塗膜を削りすぎないよう注意が必要です。中上級者向けです。
ウレタン製パッドは硬さや厚みが様々で、粗目から仕上げまで幅広い番手に対応できます。初心者は低速での使用がおすすめです。工程ごと番手を切り替えることでムラを防ぎ、滑らかな仕上がりになるでしょう 。
ポリッシャー本体には、操作性と研磨力のバランスがとれたデュアルアクションタイプ、切削力を重視したシングルアクションタイプ、デュアルアクションとシングルアクションの中間的な性能を持つギアアクションタイプがあります。
- デュアルアクションタイプ:操作性と研磨力のバランス
- シングルアクションタイプ:切削力を重視
- ギアアクションタイプ:上記2つの中間的な性能を持つ
初心者には熱による塗装表面の劣化を抑えるため、デュアルアクションタイプがおすすめですが、慣れてきたらギアアクションタイプへのステップアップを検討するとよいでしょう。シングルアクションタイプは中上級者向けです。
【手順】コンパウンドでの鏡面仕上げステップ

ここでは、鏡面仕上げ工程でなく、事前の洗車から事後のコーティングまでの鏡面仕上げに必要な前工程を詳しく説明します。
本文の通りに進めれば、DIYでもプロのような鏡面仕上げが可能です。
ステップ1|洗車と下地処理で鉄粉・水垢を除去
まずは、塗装表面の汚れや砂などを除去するために洗車を行います。
バケツに水とカーシャンプーを用意し、スポンジで泡立てて車体上部から下部へ向かって上下にやさしく洗ってください。
その後ホースで十分にすすぎ、洗剤成分をしっかり洗い流します。
次に、ボディが濡れている状態で鉄粉除去用粘土を使用して鉄粉をしっかり取り除きます。
鉄道の近い道路や自身のブレーキなどから発生した鉄の粉がボディ表面にはたくさんついてます。
最後にマイクロファイバータオルで拭き取ることで、研磨の下準備が完了します。
ステップ2|細目コンパウンドで小キズを消す
下準備が完了したら、細目(#2000前後)のコンパウンドをパッドに少量載せ、ポリッシャーを準備します。
約30~40cm四方を対象にポリッシャーを動かしコンパウンドを伸ばしながら磨いていきます。
手磨きの場合はクロスに同量を塗布して直線的に往復し、均一な圧力で研磨してください。磨いた後は乾いたマイクロファイバークロスで拭き取り、キズが消えたかを確認し、必要なら同じ手順を繰り返します。
ステップ3|極細目〜超微粒子コンパウンドでツヤを出す
細目で整えた塗装面には、極細目(#2000~#3000)を使って磨き、表面を滑らかにします。
デュアルアクションポリッシャーは低速に設定し、熱が篭らないよう気をつけながらゆっくりと動かしていきます。
細目コンパウンドをクロスで拭きあげたら最後に超微粒子コンパウンド(#5000以上)に切り替え、短い往復動作で各パネルを磨くことで、深みのある艶に仕上がります。
拭き取りと光沢チェックを都度行いながら進めましょう。
ステップ4|仕上げのコーティングで光沢を持続させる
研磨の仕上げ後はマイクロファイバークロスで塗装面を完全に拭き取り、コンパウンドが塗装表面に残らないようにします。ワックスまたはガラスコーティング剤を製品の説明書どおりに施工しましょう。コーティング後は24時間以内は雨天や洗車などで濡れないようにすることがポイントです。
鏡面仕上げを行う場合には、その後のコーティングも見越した環境選びが重要になります。
トラブル対処法|こんなときどうする?

事例1:塗装面が白くぼやけたときのリカバリー手順
白ボケは、古いワックスや脱脂剤、または研磨粒子が塗装表面に残っている場合に発生する原因です。マイクロファイバークロスなどで表面の不純物を取り除いた後、超微粒子コンパウンドを少量パッドに載せてデュアルアクションポリッシャーの低速で研磨します。拭き取りと艶の確認を繰り返し、最終的に細目コンパウンドで艶を整えます。
事例2:鏡面仕上げにならない、ツヤ不足を感じたときの対処法
ツヤ不足は番手選びやムラが原因です。超微粒子コンパウンド(6,000~15,000番)を使ってフォームパッドやマイクロファイバーパッドで再研磨します。光反射を均一にするイメージで仕上がりを確認しながら進めます。必要に応じて工程を繰り返してください。
事例3:塗装焼けを防ぐポイント
同じ箇所の磨き過ぎや圧力のかけ過ぎにより、過度な熱と摩擦による塗装焼けを起こします。防ぐには、作業中に圧力を軽減し、少量の水を含ませながら、休憩を挟むなどして、パッドに熱がこもりすぎないようにしましょう。最後に厚手のマイクロファイバークロスで拭き上げて残熱を逃がし、塗装へのダメージを抑えます。焼け跡ができた場合は耐水ペーパー(#3000程度)で表面を軽く均した後、超微粒子コンパウンドで光沢を回復しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では初心者にでも分かりやすいように詳しい手順と道具の選び方を解説してきました。
ここまでの手順を踏まえ、道具と環境を整え、洗車からコーティングまで順序どおりに実践すれば、初心者でもプロ並みの鏡面仕上げを再現できます。不安が残る場合には、一度目立たない箇所などでテストしながら作業を始めましょう。
ぜひ試して愛車の輝きを取り戻してください。
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