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【トラック全塗装】2t・3t・10tの全塗装費用は?メリット・デメリットも解説

トラックの全塗装は、ビジネスにおいて「動く広告塔」としての機能があります。トラックの荷台は歩行者や他のドライバーの視線に入りやすいため、看板広告よりもはるかに効率よく認知を拡大することが可能です。

そのため、企業だけでなく個人事業主にとっても大きな価値を生みます。このような理由から、トラックを全塗装したいと思う方が多いものです。

トラックの塗装面積は大きく2t・3t・10tとサイズが大きくなるにつれ、費用は通常の乗用車よりも高くなる思われがちです。

この記事では、実際のトラック全塗装の費用相場や、コストを抑えるポイントや注意すべき点と併せて解説していきます。

目次

1.トラック全塗装のメリット
2.全塗装の前にデメリットを確認
3.全塗装の費用目安
4.トラックの全塗装費用を節約するポイント
5.まとめ

トラック全塗装のメリット

仕事の相棒であるトラックの全塗装は、外観を美しくするという表面的な変化だけではありません。トラックは、運送業や建設業にとって最も重要な経営資産であり、全塗装は資産価値を最大化する投資です。

トラックは長く乗り続けると、車体のキズ・サビ、色のくすみの発生は避けられません。しかし、荷主や顧客の立場からすると、このようなトラックを保有している会社に必ずしも好意的であるとは限りません。

「手入れが行き届いたトラックを保有している会社があるなら、そちらに仕事を任せたい」と思うのが自然の心理です。

このようにトラックの外観を美しく保つことは、「細部にまで気が回る管理体制がある」という無言の証明となります。

そのためトラックの全塗装は、既存の顧客との関係強化だけでなく新規案件の獲得にも直結します。

広告効果が期待できる

看板広告は認知効果や新規顧客の開拓に有効な手段ですが、月々の掲載料は経営の負担になります。しかし、トラックは一日に、数多くの人の目に触れる動く看板です。

そのため一度全塗装を行えば、トラックを走らせ続ける限り、広告塔として機能します。短期的な効果は少ないですが、、長期的には看板広告以上に認知度が上がると期待できます。

全塗装であれば修復歴にはならない

全塗装は、トラック売却時の査定に影響する「修復歴」に影響しません。

なぜなら中古車市場で「修復歴」とは、骨格(フレーム)の損傷に対して修理・交換を行った状態を指すからです。

全塗装はあくまでもボディ表面を塗装によってリフレッシュさせることを指すため、事故車扱いにはなりません。

全塗装の前にデメリットを確認

トラック全塗装には経営戦略上のメリットや物理的なメリットなどがありますが、事業主として無視できない4つのデメリットがあります。

これらのデメリットを事前に把握しておくことで、費用に見合った満足感を得られるようになります。

納車まで時間がかかる

トラックの全塗装は、単に色を塗る(塗装する)だけではありません。

洗浄から始まりパーツの脱着・下処理・マスキングの工程を経て塗装工程に入りますが、その後も乾燥・組み立てをさらに作業が続きます。

そのため2t・3tトラックの場合でも最短で1~2週間程度、10tトラックや繁忙期の施工は1ヶ月以上かかることもあります。

業者によって品質にばらつきがある

トラックの全塗装は塗装面積が広いため、塗装技術や設備の差が品質に現れます。

特に安価な費用で請け負う業者の場合、「細部のマスキングが甘く、塗料が窓枠などに付着する」などのトラブルも起こり得ます。

さらに大型車専用の塗装ブースを完備していない業者では、「塗りムラがある」「数年で剥がれてくる」などのトラブルも少なくありません。

そのため過去の実績写真を見たり設備を確認するなど、業者選びに時間がかかる点もデメリットです。

リセールバリューが下がるリスク

トラックの中古車市場では、特殊な色や派手な色よりも純正色が人気です。そのため、純正色以外の場合は、リセールバリューが下がることがあります。

また、全塗装は修復歴にはならないものの、買取りを敬遠されるリスクもあります。

特に美しすぎる塗装の場合は、「事故隠しのための全塗装ではないか」と警戒され、買取りを拒否されるケースも少なくありません。

そのためスムーズに取引を行うには全塗装前の状態を写真で記録するなど、事故隠し目的の全塗装ではないことを証明する手間がかかります。

元の色に戻しにくい

全塗装後、何らかの理由で元の色に戻す必要があった場合、「再度全塗装する以外に方法がない」こともデメリットです。

カーラッピングの場合は剥がすことで修復が可能ですが、塗装は永続的なため、全塗装の工程を再び行う必要があります。

再度全塗装するとなれば、当然ながら費用・時間ともに2倍かかります。

全塗装の費用目安

全塗装の費用で大部分を占めるのが、運転席に当たる「キャビン」塗装です。

キャビン塗装はトラックの第一印象を左右する重要な項目ですが、塗装の種類によって費用の目安が異なります。

本項では全塗装費用のメインとなるキャビンのみ塗装の費用目安を紹介しますが、ボディ(荷台)も含めて塗装することも可能です。

キャビンに加えボディも全塗装する場合は、キャビンのみの費用目安に20~50万円以上加算されるのが一般的です。

なおアルミバンなどに全塗装する場合は、全塗装の総額が100万円以上となるケースもあります。

キャビンのみ・ソリッド(単色)の費用目安トラック

ソリッドはカラー塗装のみでも光沢を出すことが可能なため、クリア塗装を省略する1コート仕上げなら費用の節約が を抑えることが可能です。

特に2t・3tトラック(小型トラック)は商用車塗装ベースとなるサイズのため、キャビンのみであれば15~25万円程度かかります。 になります。

色は混ぜ物のない単色(白・赤・青・黒など)ですが、コストを抑えつつ社名を目立たせる塗装である となるため人気があります。

10tトラック(大型トラック)のキャビン体積は、2t・3tトラックと比べると2倍以上です。

そのため使用する塗料量(材料費)と作業時間(工賃)が大幅に増加し、費用も高額になります。

しかし10tトラックのキャビンは圧倒的な存在感を放つため、ソリッドでも十分に迫力があります。10tトラックでもソリッドの場合はクリア塗装を省略することは可能ですが、耐久性を考慮しクリア塗装を追加することが多いです。

そのためクリア塗装を含むキャビンのみ・ソリッドの費用として、30~60万円程度が目安となります。

サイズ 費用の目安 特長
2t・3t(小型トラック) 15~25万円 塗装面積が比較的少ないため、費用を抑えられる
10t(大型トラック) 30~60万円 クリア塗装の追加が一般的で、費用はやや高め

キャビンのみ・メタリックの費用目安

メタリックの場合は、カラー塗装にクリア塗装を加える工程(2コート仕上げ)が必須です。

そのため塗装工程と乾燥工程がソリッドの2倍となり、工賃が上乗せされ費用が高額になります。

さらに広範囲を一気に塗装する際には高度な技術を要するため、メタリックの工賃はソリッドよりも高めに設定されています。

しかしクリア塗装ありのメタリックは耐久性が高く、数年後の色あせも少ないです。

さらにワックスがけも楽にできるため、手入れがしやすいというメリットもあります。

費用の目安ですが、2t・3tトラック(小型トラック)のキャビンのみ・メタリックでは18~30万円です。

10tトラック(大型トラック)の場合はメタリックの粒子ムラが起こりやすいため、熟練の職人技が欠かせません。そのためメタリックの費用は、キャビンのみでも40~80万円程度と高額です。

サイズ 費用の目安 特長
2t・3t(小型トラック) 18~30万円 2コート仕上げのため、ソリッドよりも2~3割高め
10t(大型トラック) 40~80万円 熟練の職人技が必須で、技術料と材料費がソリッドよりも高い

企業広告が目的の場合は、全塗装ではなくラッピングを検討する方法があります。

ラッピングとは専用塩ビフィルムを車体に直接貼り付ける工法で、費用は全塗装よりも安価です。

トラックの全塗装費用を節約するポイント

塗装面積が広く高所での作業による工賃も加算されるため、トラックの全塗装費用は高額になります。

それだけに現実的な妥協点を見つけ、合理的にコストダウンすることが重要です。

しかしながら価格のみで選択すると低品質な仕上がりとなり、数年内に塗装が剥がれるなどのトラブルも起こりやすくなります。

塗料の選択

塗料の選び方によってコストを抑える方法は、「全塗装はしたいが費用は少しでも安くしたい」場合におすすめです。確実に費用を抑えるなら、ソリッドの1コート仕上げにしましょう。

一般的に光沢を出すためには、カラーの上にクリア塗装を施す2コート仕上げが必須です。しかし、トラックの場合、ソリッドのみでも光沢を出すことは可能です。

この場合はクリア塗装の工程を省略できるため、クリア塗料費・光熱費(乾燥させるため)・工賃をカットすることができます。また、塗料のグレードを抑えることも、コストカットに有効です。

10年以上乗り続けることを前提とするならば、高耐久な塗料を選択する必要があります。

しかし数年内に乗り換えを視野に入れている場合は、一般的なグレードから選ぶことで費用は抑えられます。

塗装範囲を絞る

トラックの全塗装で「ステップ部分」「ドアの内側」「柱(ピラー)」の塗装は、意外と工賃がかかります。

しかし見える部分と見えない部分がはっきりとわかれるため、外から見える部分のみ塗装する「外吹き」にすれば費用は抑えられます。10tトラックの場合は、ボディ塗装の有無で費用が変動する点に要注意です。

例えば「ボディは塗装せずキャビンのみの方法」なら、10tトラックでも安く仕上げられます。ボディを塗装する場合も、後ろの扉や天井に近い部分を塗装しないことでコストカットは可能です。

ボディも含めて全塗装したい場合は、パーツの脱着は行わないで塗装する方法もおすすめです。

仕上がりの品質は若干劣りますが、パーツの脱着は非常に手間がかかるため、マスキングで外観をリフレッシュすればコストカットになります。

依頼する業者を検討する

トラックの全塗装で品質を保ちつつコストカットをするには、商用車・トラック専門の板金塗装工場から選ぶのがおすすめです。

特に10tトラックのような大型車は、大型塗装ブース・乾燥ブースを保有していなければ効率的に作業を行うことはできません。

さらに商用車専門ではなく、トラック専門の板金塗装工場を選ぶことも重要なポイントです。トラック専門工場は、広範囲を効率よく塗装するノウハウと技術を保有しています。

そのため短時間での作業が可能となり、結果として工賃を抑えることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、実際のトラック全塗装の費用相場や、コストを抑えるポイントや注意すべき点と併せて解説してきました。

体積が大きなトラックの全塗装の費用は、塗装の目的を明確化することで費用を節約することができます。

また塗装の優先順位をつけることも重要で、「外から見えない部分は塗らない」など細かく指定すれば数万円単位のコストカットが可能です。

ただし安価な業者に依頼すると仕上がりの質が劣るケースもあるため、業者選びは慎重に行いましょう。

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