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プロの塗装屋直伝|DIYで自転車のフレーム塗装してみよう!

正しい手順と道具があれば、自分で自転車のフレームをDIY塗装を行うことは可能です。プロに依頼すると高額になりがちですが、自分で挑戦すればコストを抑えつつ、世界に一台だけのオリジナルバイクに仕上げられます。

とはいえ、塗装は下地処理や環境づくりを怠るとムラや剥がれの原因になることもあります。

この記事では、必要なアイテムや作業の流れ、きれいに仕上げるためのコツを分かりやすく解説します。初めての方でも安心して挑戦できるようポイントを整理しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.DIYで自転車のフレームを塗装する作業環境
2.用意するアイテム
3.自転車のフレーム塗装工程
4.成功する作業時のコツ
5.まとめ

DIYで自転車のフレームを塗装する作業環境

自分で道具を集めてフレーム塗装を行うことは十分可能ですが、最大のハードルは「作業できる環境を整えること」です。しかし、環境さえ整えば周囲を気にせず集中して塗装作業に取り組めます。

ガレージや専用の作業スペースがある方は、もちろんそこが理想的な場所です。ただし、そのような場所がない場合でも心配はいりません。以下で紹介するポイントを参考に、どのような環境で作業すればよいかをチェックしてみましょう。

天気が良い日に、でも直射日光を避ける

雨の日に塗装を行うと、湿気の影響で塗膜に水分が混ざってしまい、仕上がりが白く濁ることがあります。そのため、天候が安定している日を選んで作業するのが理想的です。

一方で、真夏のように気温が高すぎる環境ではスプレー塗料が空中で乾いてしまい、表面にざらつきやムラが出やすくなるため注意が必要です。気温が高すぎるとスプレー塗料が空中で乾燥してしまい、塗装表面にざらつきやムラが生じやすくなるので注意しましょう。特に日差しが強い日は、日陰や屋根のある場所で塗装することをおすすめします。

風が穏やかな日を選ぶ

屋外で塗装作業を行う際は、風の強い日は避けるようにしましょう。風によって塗料が流されてしまい、均一に塗装できなくなる可能性があります。さらに、周囲の建物や物に塗料が飛散してしまうリスクもあるため、できるだけ風を遮れる壁や囲いのある場所で作業するのが安全です。

飛び散り防止で周囲を保護する

スプレー塗装を行う際に、最も注意すべきなのは塗料の飛び散りによる周囲への影響です。

近くに車や住宅がある場合、塗料が付着してしまうとトラブルの原因となり、最悪の場合は弁償を求められる可能性もあります。そうした事態を防ぐためにも、作業場所の選定と周囲への配慮は欠かせません。新聞紙やビニールで周囲を覆うなどして、事前にしっかりと環境を整えてから作業を始めましょう。

用意するアイテム

自転車のフレーム塗装を始める前に、必要な道具をしっかりと準備しておきましょう。ここでは、塗装作業に欠かせないアイテムを「保護用」と「塗装用」に分けてご紹介します。

【保護アイテム】

作業時は周囲や身体を塗料から守るための保護グッズが必須です。塗装中は塗料が広範囲に飛び散ることがあるため、十分な対策を取りましょう。

・ビニールシート:床や周囲の養生に。広範囲をカバーできるものがベスト。
・新聞紙:細かい場所のカバーや、養生テープと併用して使うと便利です。
マスキングテープ:塗装したくない箇所を保護。サイズ違いを複数用意すると作業がスムーズ。
・マスク:スプレー塗料の吸い込み防止に。できれば防毒タイプが理想です。
・ゴーグル:目への塗料の飛散を防止目に塗料が飛び散るのを防ぐために使用します

【塗装アイテム】

実際に塗装を行う際に使う、下処理から仕上げまでに必要なアイテムです。

剥離剤(リムーバー):古い塗装をしっかり除去したい場合に使用。塗装面をきれいに整える下準備に有効です。
耐水ペーパー:塗装前の表面処理や、塗装後の研磨仕上げに使います。番手違いをいくつか揃えておくと便利。
・カラースプレー:お好みの色のスプレーを用意しましょう。1本では足りないこともあるため、必要な容量を確認してから購入するのがおすすめです。
・下塗りスプレー(サフェーサー):塗料の密着性を高めるために使用。塗料の種類(金属用・ウレタン系・防錆効果など)に合わせて適した下地剤を選びましょう。
クリアー剤:塗装の保護と仕上げに。光沢タイプ・つや消しタイプなど、仕上がりに応じて選ぶと◎。

塗料類は途中で足りなくなると色ムラや再塗装の原因になるため、事前に余裕を持って準備しておくことが重要です。また、道具はホームセンターやネット通販で手軽に揃えられますが、使用前には必ず使い方を確認し作業中のミスを防ぎましょう。

自転車のフレーム塗装工程

フレーム塗装を初めて行う方でも安心して作業できるよう、下準備から仕上げまでの工程を順を追って丁寧に解説します。

フレームの下準備

フレーム塗装において、下準備は仕上がりの美しさを左右する最も重要な工程です。手間を惜しまず丁寧に作業することで、ムラのない滑らかな塗装面を実現できます。

以下の手順で、確実に準備を進めましょう。

① 可能な限りパーツを取り外す

塗装の邪魔になるボトルケージ、ケーブル、サドル、タイヤなどはできるだけ取り外します。細かな部分まで塗装しやすくなり、仕上がりも格段に良くなります。

② 外せない部分を保護する

 

取り外しが難しいパーツや、塗装したくない接続部などは、ビニールや新聞紙、マスキングテープでしっかり養生します。特にヘッドチューブやボトムブラケット付近は丁寧に覆いましょう。

③ シールやサビの除去

フレームに貼られているステッカーやシールはすべて剥がします。古い塗膜やサビがある場合は、はがし剤や耐水ペーパーでしっかり除去してください。
※ただし、カーボンフレームの場合ははがし剤の使用はNGです。フレーム素材を傷める恐れがあるため、#180布ペーパー等で慎重に研磨していきしょう。

④ 汚れや粉を丁寧に拭き取る

表面に残った削りカスやホコリ、手垢などを乾いた布やエアダスターでしっかり取り除きます。細かな汚れも塗料の乗りに影響するため、この工程も省略厳禁です。

⑤ 最後に脱脂処理最後は脱脂処理で仕上げる

塗装面に油分が残っていると、塗料がはじかれてムラの原因になります。パーツクリーナーや専用の脱脂剤を使って、塗装前の最終仕上げを行いましょう。塗装面に油分が残っていると、塗料がはじかれてムラの原因になります。仕上げ前に、パーツクリーナーや専用の脱脂剤でしっかりと処理しましょう。

これらの工程を丁寧に行うことで、塗装の密着性が高まり、長持ちする美しい仕上がりにつながります。一番作業に時間がかかる工程ですが、塗装作業に入る前にしっかりと時間をかけて下準備を行いましょう。

下塗り作業

塗装に入る前には、下塗りスプレー(サフェーサー)をフレーム全体に吹きかけておくことが重要です。サフェーサーは、塗料の密着性を高めて剥がれを防ぐほか、防錆効果や塗り残しやムラを視覚的に分かりやすくし、仕上がりを美しくする役割も担っています。下塗りは見た目に影響しない工程と思われがちですが、最終的な完成度を大きく左右する、非常に重要なステップです。

使用する際は、一度に厚く塗るのではなく、薄く均一にスプレーしながら数回に分けて重ね塗りするのがポイントです。また、金属やカーボンなどフレームの材質に合わせて適切なタイプを選ぶことも大切です。フレームが金属製かカーボン製かによって、対応するプライマーの種類が異なります。材質に合ったサフェーサーやプライマーを選びましょう。

塗装作業

下塗りが終わったら、好みのカラースプレーを使ってフレームに色をつけます。全体に均一に色が乗るよう、スプレーを使って丁寧に塗装しましょう。

ウレタンクリア剤の吹きかけ

塗装が終わったら、仕上げとしてクリア剤を吹きかけます。使うクリアの種類にもよりますが、この工程を加えることで表面にツヤや光沢が生まれ、まるでお店で仕上げたようなツルツルで美しい見た目になります。塗装の保護にもつながるため、見た目と耐久性の両方を高めたい場合は忘れずに行ってください。

耐水ペーパーで整える

塗装がしっかり乾燥したら、仕上げとして#2000耐水ペーパーを使って表面をやさしくブツ(ほこり)取りをしてください。研磨した箇所は艶が消えてしまいますが。最後に中目でバフ掛けをし、最後に全体に艶出しバフを均一に掛けていけば完成度の高い仕上がりになります。力を入れすぎず、表面をなでるように丁寧に仕上げていくのがポイントです。

成功する作業時のコツ

フレーム塗装を美しく仕上げるためには、ただ塗るだけではなく、いくつかのコツを押さえることが大切です。ここでは、スプレーの扱い方や乾燥時間の管理、塗る順番など仕上がりに差が出るポイントを紹介します。

スプレーの塗り方

スプレー塗装では、スムーズな仕上がりを得るために「吹きつけ方」が非常に重要です。まず、スプレーの噴射は対象物の端から端までを横断するように動かすのが基本です。スプレー缶は、出だしの瞬間に塗料が多く噴き出る傾向があります。塗り始めをフレームの中央や端でスタートすると、そこだけ色が濃くなってムラの原因になってしまいます。狙った部分の外側から噴射を始め、対象を通過するように吹き付け一気に最後まで動かすようにしましょう。

また、スプレーと対象物との距離は常に10~20cm前後をキープすることが大切です。近づきすぎると液だれの原因になり、逆に離れすぎると塗料が均一に乗らなくなります。特に角や細かい突起部分では距離が近くなりやすいので注意が必要です。スプレーは常に一定のスピードと方向で、同じリズムで動かすことがポイントです。

最初の塗装は、「隙間があってもいい」と思えるくらい軽く塗布します。不安に感じるかもしれませんが、一気に塗りつぶすと塗料が厚くなりすぎてしまい、ひび割れや剥がれ、液だれのリスクが高まります。仕上がりを美しくするには、薄く塗る → 乾かす → また薄く塗るという流れで、2〜3回に分けて丁寧に重ね塗りしていくのが理想的です。

もし塗料が垂れてしまっても、慌てる必要はありません。しっかり乾燥させてから#2000程度のサンドペーパーをあて木やあてゴムに巻いて丁寧に研磨すれば、きれいに仕上げられます。乾く前に無理に拭き取ろうとすると、塗膜が傷ついてシワができたり剥がれたりする恐れがあるため、注意が必要です。

乾燥時間を怠らない

重ね塗りは塗装の間に十分な乾燥時間を取ることで、結果的に仕上がりが早くなります。使用するスプレー缶に乾燥時間の記載があるので、よく確認をしておきましょう。

塗りづらい箇所から始める

塗装作業を始める際は、塗りにくい部分から取り掛かってください。角や細かい凹凸部分、狭い隙間などはスプレーの吹き付けが難しく、慎重な作業が必要です。こうした箇所を先に塗ることで、慣れてきた段階で広い面の塗装に集中でき仕上がりのムラや塗り残しを防ぎやすくなります。

まとめ

自転車のフレーム塗装は、正しい準備と手順を踏めば初心者でも十分にチャレンジできます。

ポイントは「下地処理を丁寧に行う」「環境を整える」「薄く重ね塗りする」の3つ。これを意識するだけで、仕上がりの美しさが大きく変わります。オリジナルカラーに塗り替えれば、愛着のある自転車がさらに特別な存在になること間違いありません。

費用を抑えつつ、自分だけの一台を作れるのもDIY塗装の大きな魅力です。ぜひ今回紹介した工程やコツを参考に、自転車のフレーム塗装に挑戦してください。
※自転車の詳しいフレーム塗装はおもしろ塗装工房で紹介しています。塗装方法や必要な塗料、塗装工程も紹介しています。ご自分に合った塗装をお選びいただき参考にしてみてください。

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