
【車の小さな塗装剥がれ】原因・修理・費用は?タッチペンでのDIY修復は?
車の小さな塗装剥がれは、長く乗り続けるほど起こるものです。
そのため小さければ小さいほど、放置してしまうことはよくあります。
しかし小さな塗装剥がれを放置してしまうと、のちにボディに錆や腐食が起きることも。
そこで愛車のために知っておきたい「車の小さな塗装剥がれ」について徹底解説。
塗装剥がれが起きる主な原因とプロに依頼した場合の修理費用、さらにタッチペンを使ってDIY塗装する方法を紹介します。
目次
1.小さな塗装剥がれが起こる原因
2.塗装剥がれを自分で修復するメリット・デメリット
3.タッチペンで修復する方法
4.プロに依頼?それとも自分で修復?
5.修理費用を抑えるためのポイント
6.まとめ
小さな塗装剥がれが起こる原因

車の小さな塗装剥がれの原因は、「物理的な傷」と「科学的な劣化」の2つです。
物理的な傷で考えられるのは飛び石ですが、接触によって塗装が剥がれることもあります。
しかし物理的な傷で起こる塗装剥がれはほんの一部で、大半は科学的な劣化が原因で塗装剥がれは起きます。
紫外線による科学的な劣化
屋外を走行する車にとって避けて通ることができない紫外線は、塗装剥がれの主な原因となります。
車の塗装は複数の層を重ねますが、通常の塗装であれば最後(一番上)にクリア層が塗布されます。
そのため最も紫外線の影響を受けるのは、クリア層です。
クリア層が長期間にわたって紫外線にさらされると分子結合は破壊され、劣化が起こります。
さらにクリア層の劣化が進行すると、チョーキング現象やひび割れが起こるのです。
なおチョーキング現象は「粉化」のことで、塗装面が劣化し、塗装面を手で触るとチョークのような白い粉がつく現象のことを言います。
酸性雨による科学的な劣化
酸性雨はその名の通り強い酸性の雨で、pHが低い状態です。
そのため車の塗装面に付着すると化学反応を起こし、クリア層を侵食・劣化します。
クリア層に腐食・劣化が起こると、その下にある塗膜にダメージが起きます。これが、酸性雨による科学的な劣化です。
さらに酸性雨による科学的な劣化は、ウォータースポットを引き起こします。
ウォータースポットとは塗装が陥没することですが、ウォータースポットは研磨以外に除去する方法がありません。
なおウォータースポットができた部分に水が入り込むと、塗装だけでなくボディの金属部分に錆が発生します。
このときに発生した錆が塗料と金属の間に入り込むと塗装剥がれの原因となるため、酸性雨による劣化には要注意です。
不適切な洗車による科学的な劣化
不適切な洗車による塗装剥がれには、物理的な傷からに起因することが多いです。
例えば小さな傷ができた部分に高圧水流を当てると、塗膜が剥がれます。
また強くこすって洗車をしたり炎天下で洗車をすることも傷の原因となり、結果として塗装剥がれにつながるのです。
さらに汚れや洗車後の水滴も、塗装剥がれの原因となります。
汚れの中でも要注意なのが、鳥のフンや虫の死骸です。
これらの汚れは、なかなか取り除くことができません。
かといって付着した部分を強くこすると、塗装まで削り取る可能性があります。
塗装面の水垢や水滴によるシミも、塗装剥がれの原因です。
シミを落とそうと強くこすれば傷がつき、そのまま放置すると劣化が進み塗装が剥がれます。。
塗装剥がれを自分で修復するメリット・デメリット

塗装剥がれが起きたとしても、剥がれの範囲や程度によっては自分で修復することも可能です。
カー用品店やホームセンターなどで、修復に必要な道具や塗料は購入できます。
もちろん自分で修復するメリットはありますが、デメリットもあります。
自分で修復するメリット
自分で修復する最大の利点は、やはりコスト面です。。
自分で施工する場合は基本的に材料費のみで済むため、大幅な費用の節約になります。
またタイミングを調整する手間が不要なため、好きなタイミングで修復ができる点もメリットです。
特に範囲が非常に小さな塗装剥がれであれば、タッチペンなどを使って手軽に修復することも可能です。
自分で修復するデメリット
自分で修復する際に気を付けなければならないのは、仕上がり(品質)に不安があるという点です。
修復する際には下処理が必要ですし、塗料に関する知識、塗装技術に関する知識も必要になってきます。
また、塗装後は十分に乾燥させる必要があります。
しかし専門の技術や設備が整っていないDIYでは、適切な処理を行うことが難しいです。
さらに手間と時間が想像以上にかかるという点も、デメリットとして挙げられます。
なお修復部分が広範囲にわたる場合や腐食や錆が発生している場合は、通常の修復作業よりも複雑です。
場合によっては、自分で修復したことによって車の耐久性に悪影響を及ぼす危険もあります。
タッチペンで修復する方法

一見しただけではほとんど目立たないごく小さな塗装剥がれであれば、タッチペンを使って修復することも可能です。
タッチペンは塗装に時間や手間がかからないため、手軽に修復ができます。
そのため小さな剥がれであれば、見つけた時点ですぐに修復することが可能です。
業者に依頼することも可能ですが、自分で修復することもできます。
自分で行う場合は、タッチペンの購入費用しかかかりません。
タッチペンの種類や色にもよりますが、安いものなら500円程度、高くても2000円程度で購入できます。
タッチペンの種類を選ぶのがポイント
タッチペンを使って修復する際は、タッチペンの種類選びがポイントになります。
まず車のカラーナンバーを確認します。
カラーナンバーは型式表示プレート(コーションプレート)に表記されていますが、車検証で確認することも可能です。
タッチペンにはメーカーが販売する純正品と、カー用品店などで購入できる社外品があります。
仕上がりの良さを重視するなら純正品、コストを抑えたい場合は社外品が良いでしょう。
そのうえでタッチペンの太さに注目して選ぶのがおすすめです。
タッチペンの太さは、基本的に傷の大きさで選びます。
細すぎても太すぎてもうまく塗布できないため、必ず傷の大きさと太さを揃えるようにしましょう。
プロに依頼?それとも自分で修復?

塗装剥がれの修復は、自分で行うことも可能です。
特に小さな塗装剥がれの場合、「わざわざ専門の業者に依頼するほどでもないのでは?」と考える人も多いのではないでしょうか。
もちろん自分で修復する場合と同様、プロに依頼する場合にもメリットとデメリットがあります。
プロに依頼する場合のメリット
プロに依頼するメリットで注目すべき点は、品質の高さです。
プロの業者は専門の技術と設備、さらに豊富な経験で施工を行うため、美しい仕上がりになります。
また塗料も市販されているDIY向けの製品とは違い、高品質な塗料を使用します。
そのため修復後も、長期間美しい状態を保つことが可能です。
手間と時間がかからない点も、プロに依頼するメリットといえるでしょう。
塗装の修復では、塗料の塗布だけでなく下処理も重要です。傷の状態によっては、部品の交換が必要な場合もあります。
このように部品の交換が必要な場合は、パーツの取り外しと組み立てが欠かせません。
また塗装は複数回行う必要があるため、十分に乾燥させる時間が必要です。
このような手間や時間も、プロに依頼すれば一切不要になります。
プロに依頼する場合のデメリット
プロに依頼する場合の主なデメリットとしては、費用の高さが挙げられます。
実際の修理費用は塗装剥がれの範囲や状態によって変動しますが、自分で修復する場合と比較すると費用は高額です。
なぜならプロに依頼する場合は材料費などの実費だけではなく、設備費やサービス料なども費用に含まれるからです。
さらに納車までに時間を要する点も、デメリットの一つでしょう。
修復作業自体が難しい場合は相応の時間が必要ですし、繁忙期や業者の混雑状況によっては通常よりも時間がかかる場合があります。
さらに代車が必要な場合は、代車の代金も費用に追加されます。
修理費用を抑えるためのポイント

車の塗装剥がれは、自分で修復することも可能です。
しかしながら塗装剥がれは、適切に処理をしなければ車の劣化を進める危険があります。
DIY塗装はあくまでも応急処置であり、修復を目的として行うものではないとも言えます。
とはいえプロへの依頼は、費用が高額になりやすいです。
そのため費用を抑えるためには、事前見積もりが重要になります。
早めに対応する
塗装剥がれが見つかった時点で早めに対応することも、費用を抑えるポイントです。
小さな塗装剥がれであっても、そのまま放置すれば劣化は進みます。
小さな傷のうちに修復すれば、費用を最小限に抑えることが可能です。
しかし傷から塗装の下の金属に錆や腐食が起きると、パーツの交換が必要になります。
また放置している間に、剥がれの範囲が広がるケースもあります。
このような状態まで劣化が進むと作業工程に手間がかかるため、費用は高額になりやすいです。
依頼する業者によって修理費用は変動
塗装剥がれの修理費用は、業者によって異なります。
車の基準に沿った高品質な修理が可能なのがディーラーですが、費用は最も高額です。
塗料は純正品を使用しますし、部品の交換も純正部品を使います。
そのためディーラーに依頼した場合の費用は、社外品を使用するその他の専門業者やカー用品店よりも割高です。
費用のみに注目する場合は大手カー用品店やガソリンスタンドがおすすめですが、補修メニューが限定されているケースがあります。
大手カー用品店で注意すべきなのは、すべての店舗で対応しているとは限らない点です。
下請けに依頼する場合は中間マージンが発生しますし、サービスの受付自体を行っていないケースもあります。
比較的安く仕上がりの質も高いのは板金塗装専門業者ですが、業者ごとに技術やサービス内容が異なる点に要注意です。
いずれにしても業者に依頼する場合は、複数の業者から相見積もりを取り、内容を吟味したうえで決めるようにしましょう。
まとめ
車の塗装剥がれは、小さい範囲であれば自分でも対応は可能です。
しかしあくまでもDIYは応急処置であり、修復とはなりません。
またクリア層の剥がれが長期間続くと部品の腐食などが起こるため、塗装剥がれは放置するほど修理費用が高額になります。
なおプロに依頼する場合も業者によって費用が変動するため、必ず見積もりと修理にかかる期間を確認するのがおすすめです。
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