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ラメ塗装の手順から塗料の選び方|塗装のプロが解説!

「ラメ塗装に挑戦してみたいけど、塗料の選び方や調合方法がよく分からない」
「うまくできるコツを知りたい!」そんな風に感じている方もいるのではないでしょうか?

ラメ塗装を成功させるには、ラメの粒子サイズや色合いといった塗料の特徴を理解し、用途に合わせた調合を行うことがポイントとなります。

今回は、ラメ塗料の種類や特徴、調合のコツをわかりやすくお伝えするとともに、初心者でも試しやすい簡単なラメ塗装の手順を合わせてご紹介します。

目次

1.ラメ塗装の魅力とは?車やバイクを輝かせる塗装術
2.ラメ塗装の種類と選び方|初心者でも失敗しないポイント
 2-1:ラメ塗装の種類とそれぞれの特徴
 2-2:車とバイクで選ぶべきラメ塗料のポイント
 2-3:ラメフレークは粉末タイプがおすすめ!
3.プロ直伝!ラメ塗料の調合方法とコツ
 3-1:ラメ塗料の適切な混合比率とは
 3-2:ムラなく仕上げるための調合テクニック
4.ラメ塗装の簡易手順|初心者でも挑戦できる方法
5.ラメ塗装を塗装後の注意点ちアフターケア
6.まとめ

ラメ塗装の魅力とは?車やバイクを輝かせる塗装術

ラメ塗装をすることで、車やバイクがどれだけ魅力的に変わるのかご存じですか?
ここでは、ラメ塗装が与える美しい輝きや、そのカスタム性の魅力について詳しく解説します。

ラメ塗装が人気の理由とは?

ラメ塗装が多くの人に選ばれる理由は、圧倒的な視覚効果とデザインの自由度です。ラメ塗料に含まれるキラキラした粒子(ラメフレーク)が光の当たり方によって輝きが変化し、見る人に新鮮な印象を与えます。

このラメフレークの粒子サイズや色合いを調整することで、仕上がりの印象を大きく変えることができます。例えば、大きな粒子を選べば目立つ派手なデザインに、細かい粒子を選べば繊細で上品な輝きが得られます。この柔軟性により、オーナーの好みに合わせた幅広い表現が可能になります。

特に、車やバイクのカスタムでは、こうしたラメ塗装がオーナーの個性を際立たせる手段として高い人気を誇ります。また、他のカスタム方法と組み合わせることで、より独自性のある外観を追求できるのも魅力の一つです。

ラメ塗料の種類と選び方|初心者でも失敗しないポイント

初心者にとってラメ塗料選びは難しく感じられるかもしれません。
ここでは、ラメ塗料の種類や特徴を詳しく紹介し、選び方のコツをわかりやすくお伝えします。

ラメ塗料の種類とそれぞれの特徴

ラメ粉は、使用されるフレークの粒子の大きさや材質によって種類が分かれます。

種類 特徴 適した用途 仕上がりのイメージ
メタリックフレーク 金属製の粒子で強い光の反射を持つ。
派手で華やかな印象を演出。
車の広いボディやバイクのタンクで目立たせたい時に。 キラキラとした派手な輝き。
パール
フレーク
樹脂製の粒子で柔らかく上品な輝き。
透明感があり、落ち着いた高級感を出せる。
上品で控えめなデザインに仕上げたい場合。 滑らかで落ち着いた輝き。
ホログラフィック
フレーク
角度によって色が変わる特殊加工の粒子。虹色の輝きを放ち、見る人を飽きさせないデザインが可能。 ショーカーやイベント車両の個性的なデザインに最適。 カラフルでインパクトのある仕上がり。
ラージ
フレーク
大きな粒子(φ0.2mm〜φ0.4mm)
反射面が大きく、強い存在感と派手さがある。
特別なイベント車や視覚的インパクトを求める場面。 豪華で迫力のある輝き。
スモール
フレーク
小さな粒子(φ0.05mm~φ0.1mm)
粒子が均一に広がり、繊細で滑らかな仕上がり。
車の広い塗装面や落ち着いたカスタムデザインにおすすめ。 繊細で均一な輝き、ナチュラルな見た目。

それぞれのフレークには適した用途があるため、目的に応じて選ぶことが重要です。ラメ粉の種類を理解すれば、希望する仕上がりに近づけることができます。

車とバイクで選ぶべきラメ粉のポイント

車とバイクでは、塗装の仕上がりや使用環境に応じたラメ塗料の選び方が異なります。

塗装部位 フレーク粒子サイズ 塗料
広い面積
(車のボンネットなど)
スモールフレーク
(粒子サイズ:0.05mm~0.1mm)
ウレタンクリアー塗料
アクリルウレタン塗料
曲線が多い形状
(バイクの燃料タンクなど)
ラージフレーク
(粒子サイズ:0.15mm〜0.4mm)
フッ素樹脂塗料
高耐久ウレタンクリアコート

車の場合、広いボディ面積を均一に仕上げるため、スモールフレークを選ぶのがおすすめです。
細かな粒子が塗布のムラを防ぎ、滑らかな仕上がりを実現します。

合わせる塗料としては、ウレタンクリアー塗料やアクリルウレタンクリアー塗料など、耐久性と防汚性に優れた塗料が適しています。これらの塗料は紫外線や汚れから車体をしっかり保護し、長期間にわたり美しい輝きを維持してくれます。
ラメ粉はクリアー系塗料に混ぜて吹くのが一般的で、エナメル系塗料や塗りつぶし系のカラーの中に混ぜて吹いては効果は得られません。
ベースカラー→クリアー塗料にラメ粉を混合させて吹いていきます→トップコートにクリアーのみを吹いて完成となります。

バイクは曲線の多い形状が特徴であるため、ラージフレークを使用すると立体感が引き立ちます。また、ラメ粉は下地が濃い色ほど目立ちますので、ベース色をブラックやレッドなどの濃い色目にラメ粉を散りばめるとよりラメ粉がより引き立ちます。

カウルやタンクといった限られた範囲に塗装を施すことが多いため、派手なデザインが映える傾向にあります。

合わせる塗料としては、バイクは雨風にさらされやすい環境にあるため、フッ素樹脂塗料や高耐久ウレタンクリアコートを併用するのが理想的です。これらは撥水性が高く、錆や腐食を防ぐ効果があり、過酷な環境下でも塗装面をしっかりと保護します。

ラメフレークは粉末タイプがおすすめ!

ラメ塗装用の塗料としては、ラメフレークと塗料の調合が不要な、「プレミックス型のラメ塗料」が一般的ですが、様々な用途に対応できる粉末タイプがおすすめ。

ラメ塗装は、お客様の使用用途によって異なります。粉末タイプであれば、耐熱性かつ相溶性(様々な溶剤に対応)しているものを選択することが可能です。
中には溶剤に侵されてしまうものや、熱や紫外線に弱いも物がありますので、注意が必要です。
おもしろ塗装工房で販売しているラメ粉は、高純度アルミニウム金属を薄いフィルムに真空蒸着し、さらにレーザー加工後、オーバーコート。目には見えませんが細かい溝が無数にエンボスされており、プリズム効果が数段にUPしていますので安心してお使いになれます。

プロ直伝!ラメ塗料の調合方法とコツ

ラメ粉を調合するのは難しそうに思えるかもしれませんが、正しい手順とコツを知れば失敗を防げます。

プロの経験から学ぶ調合方法や道具の使い方をしっかり解説します。これでムラなく美しい仕上がりを目指しましょう!

ラメ塗料の適切な混合比率とは

ラメ塗料を美しく仕上げるには、適切な混合比率を守ることが重要です。粉状での使用は、ベースクリアー塗料に対してラメフレークを0.2〜3%程度混ぜるのが理想とされています。

割合が多すぎると、スプレーガンの詰まりや塗布ムラの原因となります。一方、少なすぎるとラメの存在感が薄れ、物足りない仕上がりになってしまいます。

また、フレークのサイズや塗装の目的も影響します。大粒のフレークを使う場合、比率をやや控えめにすることで塗料の流れを保ち、均一なスプレーが可能になります。
車やバイク・トラックなどに使うラメ粉は0.4mmが一般的です。
0.4mmのラメを吹くスプレーガンは1.3~1.5口径が詰まりにく使いやすいでしょう。
それ以下の口径ではラメが詰まりやすく、それ以上の口径だと吹き肌が悪くなります。

ムラなく仕上げるための調合テクニック

ラメ粉をムラなく仕上げるためには、調合とスプレーの両方でいくつかのテクニックを押さえる必要があります。

1:ラメが沈殿しないように塗料を攪拌し続ける
調合時には、ラメが沈殿しないよう塗料を十分に攪拌し続けることが大切です。使用中も定期的に混ぜ直すことで、スプレー中にラメの密度が変わるのを防ぎます。

2:塗布時には薄く何層にも重ねる
さらに、塗布時には薄く何層にも重ねるようにスプレーするのが基本です。一度に厚く塗ろうとすると、ラメが偏りやすくなり、均一な仕上がりを損ねる原因となります。

3:塗り重ねのタイミングも重要
塗装面が完全に乾燥する前に次の層を重ねると、ラメが滑り落ちる可能性があるため、塗り重ねるタイミングにも注意が必要です。

これらのテクニックを守ることで、ムラのない美しいラメ塗装を実現できます。

ラメ塗料調合で使うおすすめの道具

ラメ塗料の調合には、攪拌用のミキサースティックや専用の塗装カップを使用すると便利です。これらはラメを均一に混ぜやすく、作業効率を高める道具としてプロも愛用しています。また、スプレーガンにはラメ専用ノズルを選ぶと仕上がりがさらに向上します。
0.4mm前後のラメ粉を吹くにはスプレーガン口径1.3~1.5mmがベストです。

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【保存版】プロが教えるスプレーガンの選び方|塗料違いのノズル口径の選び方も解説!

ラメ塗装の簡易手順 初心者でも挑戦できる方法

初めてラメ塗装に挑戦する方が安心して取り組めるように、分かりやすい手順をご紹介します。
ここでは、初心者向けに具体的なステップを丁寧に解説しているので、ぜひ参考にしてください。

下地作り〜ラメ塗装までのステップ

ラメ塗装の成功は、下地作りの質に大きく左右します。まず、洗浄と脱脂を行い、塗装面の汚れや油分をしっかり除去した塗装面を準備します。

次に、サンドペーパーで表面を滑らかにし、古い塗装や凹凸を整えます。この段階を丁寧に行うことで、塗料の密着性が向上します。

その後に、ベースカラーを均一に塗布します。ラメ塗料を塗る際は、スプレーガンで薄く何層にも分けて塗布し、乾燥させながら重ねます。
この工程の注意点は、吹き肌が悪くても気にせず、ラメが均等に散りばめられているかに注意して吹き付けることがコツと言えます。
吹き肌が悪くても後にウレタンクリアーを吹き重ねして行けば、吹き肌の悪さは解消できます。

最後に、クリアーのみを吹き重ねることによってベースのカラーとラメの奥ゆかしさがマッチしてより高級感のある仕上がりになるでしょう。最後に仕上げの磨きを行うことで、美しい輝きを持つ塗装が完成します。

【ラメ塗装工程手順】
ウレタンサフェーサー#400~#800研磨ベースカラーウレタンクリアーラメ粉混ぜ吹付→ウレタンクリアーのみ吹き吹け(1回~2回)→クリアー乾燥後ラメ粉の凸凹を耐水ペーパーで研磨(#800)→ウレタンクリアーのみ吹付(1回~2回)→完全乾燥後バフ掛け→完成

 

初心者が注意すべきポイントと失敗例

初心者が失敗しやすいポイントとして、下地処理の不足が挙げられます。塗装面が汚れていたり、凹凸が残っていると、塗料が均一に乗らずムラの原因になります。

また、一度に塗料を厚く塗ると、ラメが偏ったり塗膜がたるむことがあります。乾燥時間を十分に取らないと、塗料が滑る原因にもなります。
塗料調整つまみは本来より半分程度絞り気味にして吹いていくこと。
吹き肌は気にせず、ラメが均等に散りばめらているかに注視して吹いていくことが重要である。

前述した「ムラなく仕上げるための調合テクニック」のポイントをしっかりと実践することが大切です。

ラメ塗装を塗装後の注意点とアフターケア

塗装した後も美しい仕上がりを保つには、適切なケアが欠かせません。ここでは、塗装後に必要な注意点やアフターケアの方法を詳しく解説します。
ちょっとした工夫でラメ塗装の輝きを長持ちさせましょう!

塗装後に気をつけるべきポイントとは?

ラメ塗装を美しく仕上げた後は、適切な取り扱いが必要です。まず、塗装が完全に乾燥するまで触れたり車両を移動させたりしないよう注意しましょう。
乾燥には最低でも24時間、完全硬化には1週間程度かかることが一般的です。この期間中に外部の汚れや湿気が付着すると、仕上がりに悪影響を与える可能性があります。

さらに、塗装面に圧力をかけたり、硬い物で擦ったりすることを避けることも重要です。特にラメ塗装は凹凸のある素材が含まれるため、クリアコートが完全に硬化していない段階での摩擦は傷の原因になります。塗装後すぐの洗車や磨きは避け、塗膜が完全乾燥するまでワックス掛けやバフ掛けは避けましょう。

長持ちさせるためのアフターケアの方法

ラメ塗装を長持ちさせるためには、日常的なアフターケアが欠かせません。
通常通りの洗車は問題ありませんが、強い洗剤や硬いブラシは塗装を傷つける可能性があるため避けてください。UVカット効果のあるワックスやコーティング剤を定期的に塗布すると、紫外線による劣化を防ぐことができます。

まとめ|

いかがでしたでしょうか?
今回、ラメ塗料の種類や特徴、調合のコツをお伝えしてきました。

ラメ塗装は、美しい輝きで車やバイクの魅力を最大限に引き出すカスタム方法です。今回は、塗料選びや調合のコツ、初心者でも挑戦しやすい手順、さらに仕上がりを長持ちさせるアフターケアまで詳しく解説しました。

これらのポイントを押さえることで、プロ顔負けの美しい仕上がりを目指せます。愛車に新たな輝きを与えるラメ塗装に、ぜひ挑戦してみてください!
おもしろ塗装工房ではラメ粉に関するアドバイスや塗装法などを指導しています。
興味のある方はお気軽にお問合せくださいませ。

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