
ハイエースルーフの塗装費用はいくら?塗装剥がれの原因と安くするポイント
トヨタのキャブオーバー型自動車・ハイエースは、さまざまな用途に対応した人気の車種。高度な積載能力から業務用としての需要に加え、性能の高さから個人ユーザーにも人気があります。
しかし車体が大きなハイエースがゆえに、塗装が剥がれた場合の修理費用は深刻です。オーナーとしては、高額な修理費用は頭の痛い問題ではないでしょうか。
この記事では、長く乗り続ける上で避けては通れないハイエースのルーフ塗装費用について解説します。ルーフの塗装が剥がれる理由や対処法と併せて、説明しているので、ぜひご覧ください。
目次
1.ハイエースのルーフは塗装剥がれが起きやすい?
2.ハイエースのルーフ塗装費用
3.ルーフの部分塗装と全塗装の違いは?
4.塗装と併せて修理が必要な場合の各修理料金相場
5.塗装剥がれを起こさないためには
6.まとめ
ハイエースのルーフは塗装剥がれが起きやすい?

車の塗料は、太陽光に含まれる紫外線を浴びると、塗膜の樹脂が分解する性質があります。そのため直射日光を浴びやすいルーフは、塗装剥がれが起こりやすいです。
さらにルーフの塗装剥がれは目につきにくく、発見が遅れがちになります。それゆえにハイエースのルーフは、塗装剥がれが起こりやすい傾向があります。
洗車が原因にもなる
ハイエースは全幅が広く、手洗いでの洗車は非常に手間がかかります。そのため、日頃のメンテナンスとして欠かせない洗車も、洗車機で行うケースが多くなるのではないでしょうか。
その際に目に見えない微細な傷がルーフに付くと塗面は劣化し、さらに劣化が進行すると塗装剥がれが起こります。そのため、洗車機での洗浄が多いハイエースのルーフは、普通車よりも塗装剥がれが起こりやすくなってしまいます。
パールホワイトは塗装剥がれが起こりやすい
ハイエースのルーフ塗装剥がれは、一般的な発生要因に加え、メーカー側の要因が関係している場合があります。特に特定年式のトヨタ・パールホワイト系は、塗装剥がれの発生件数が多く確認されています。
そのため塗装剥がれの原因を探る際には、一般的な発生要因以外にも注目することが重要です。
メーカーによる初期不良が原因の可能性も
参考|トヨタ公式 リコール情報
トヨタ公式サイトによると、平成20年~平成27年に生産されたハイエース/レジアスエースに、メーカーによる初期不良が原因とみられる塗装剥がれが報告されています。
ホワイトパールクリスタルシャイン色の車両では、中塗り層と電着層の密着性が低下し塗装が剥がれてしまう可能性があります。
なお以下は、対象となっているハイエース・レジアスエース(ホワイトパールクリスタルシャイン色で該当する生産期間のもの)の一例です。
| 型式 | 対象者に含まれる車台番号 | 製作期間 |
| LDF-KDH206V | KDH206-8027650~KDH206-8084336 | 平成22年7月~平成26年12月 |
| LDF-KDH211K | KDH211-8002810~KDH211-8005919 | 平成22年 7月~平成26年12月 |
| CBF-TRH200V | TRH200-0124358~TRH200-0212651 | 平成22年 7月~平成26年12月 |
| CBF-TRH211K | TRH211-8002972~TRH211-8005873 | 平成22年 7月~平成26年12月 |
| CBA-TRH214W | TRH214-0020539~TRH214-0039069 | 平成22年 7月~平成26年12月 |
| CBF-TRH216K | TRH216-8002791~TRH216-8006039 | 平成22年 7月~平成26年12月 |
| CBA-TRH219W | TRH219-0011015~TRH219-0020890 | 平成22年 7月~平成26年12月 |
ハイエースのルーフ塗装費用

塗装剥がれが起きている場合は、剥がれている部分のみを塗装することで費用を抑えることができます。
普通車や標準色のルーフ塗装の場合、費用の相場は5~7万円です。
しかしルーフ面積が広いハイエースの場合は、塗装の範囲が広くなるため費用相場も高額になります。
もちろん塗装費用は、塗装剥がれの状態によっても変動します。
なおハイエースの中でもハイルーフや大型バンの場合は、一般的なハイエースよりも塗装面積が広いため、費用も高額になりがちです。
比較的安価な塗装費用例
ルーフのみの部分塗装で、塗装剥がれの範囲が比較的狭い場合は、3~5万円が目安です。軽微なサビの修理が必要な場合は、修理費用を含め10万円~が一般的な費用の目安になります。
ただしハイグレードな塗料やオリジナルカラーの場合は、部分塗装であっても高額になることがあります。
高価になりやすい塗装費用例
へこみがあり板金修理が必要な場合は、塗装費用も高額になりやすいです。一般的なハイエースのルーフ塗装とへこみの板金修理の場合は、16万円前後が相場になります。
ただしハイルーフのように形状が特殊な場合は、ルーフの塗装のみでも20万円を超えることがあります。
キャンピングカーのような複雑な仕様のルーフは、ルーフのみの塗装でも費用は30万円前後です。
費用が高額になる主な原因
ハイエースのルーフ塗装費用は、材料となる塗料費が価格に反映されるため、
耐久性の高い塗料などハイグレードな塗料を選ぶと必然的に費用が高額になります。
また、ルーフ塗装は側面に位置するドアなどの塗装と異なり、高所での作業が必要となり、
作業の難易度から費用が高額になります。
しかし、ハイエースのルーフは普通車に比べて高い位置にあるため、目につきにくい部位です。
そのため、塗装品質は下がってしまいますが、DIYで費用を抑えてルーフ塗装することもできます。
剥がれ以外の修理が必要だと高くなる
塗装剥がれ以外にも傷やへこみがある場合は、修理にかかる費用が加算されるため、塗装のみよりも費用が高額になります。
塗装剥がれのみの場合は、3工数(①古い塗装をはがす②下地処理③塗装)です。しかし別途修理が必要な場合は、補修作業後に塗装剥がれの再塗装を行うことに加わります。
修理の箇所が複数の場合は工数がさらに増えるため、修理だけでも工賃が高額になりがちです。さらに複雑な形状のルーフやハイルーフの場合は修理の難易度が上がるため、工賃が高くなることがあります。
作業内容でも費用は変わる
パーツの着脱が作業工程に加わる場合は、着脱にかかる手間が工賃として加算されます。パーツの着脱は基本的に全塗装の際に行うものなので、全塗装を検討する場合には要注意です。
なお着脱するパーツの数によって工数は変わり、工数が多いほど費用は高額になる傾向があります。
ルーフの部分塗装と全塗装の違いは?

塗装剥がれの修復は、部分塗装で行うのが一般的です。しかし塗装剥がれの状態によっては、部分塗装ではなく全塗装が必要な場合もあります。
部分塗装の費用目安は、3~5万円と比較的安価です。また部分塗装をDIYで行うなら、費用はさらに抑えられます。しかし部分塗装は費用が抑えられる反面、色ムラが生じやすい傾向があります。
そのため仕上がりを重視する場合や、広範囲に剥がれが起きている場合は、全塗装でなければ修復ができない場合もあります。
塗装と併せて修理が必要な場合の各修理料金相場

ルーフの塗装剥がれの場合の修復は、塗装と併せて修理が必要となります。そのため塗装費用の総額には、修理費用が加算されるのが一般的です。
修理の内容は軽微なものから大掛かりな修理までさまざまで、修理の内容によって費用の相場は異なります。
へこみ修理の目安
へこみ修理は、状態によって①軽度なへこみ②一般的なへこみ③大きなへこみに分かれます。
軽度なへこみで、かつデントリペア(裏面からたたき出す専門技術)で修理が可能な場合は、数万円が目安です。
一般的なへこみは、板金修理が必要になります。この場合の費用目安は、3~5万円です。
広範囲のへこみや深いへこみの場合は、大きなへこみとして費用が高額になります。10~15万円が目安ですが、パーツ交換が必要な場合は、板金修理よりも高額になる可能性があります。
キズ修理の目安
軽微な傷の修理は、3~5万円が費用の目安です。対象となるのは小さな擦り傷などで、塗装剥がれも非常に軽微なものは、キズ修理で対応ができます。
ただしキズが深い場合やへこみが含まれる場合は、ルーフパネル交換または板金修理が必要です。さらに、キズを長期間放置したことによりサビが発生した場合は、サビの修理が別途必要になります。
サビ修理の目安
サビ修理の費用は、サビの程度やルーフの状態などによって大きく変動します。比較的軽微なサビの場合は、3~9万円が費用の目安です。
しかし腐食が進むなど状態が悪い場合はルーフパネル交換が必要になり、通常のサビ修理費用よりも高額になります。なおルーフパネルの交換費用は、車種やサイズによって異なるのが一般的です。
塗装剥がれを起こさせないためには

ルーフ塗装の費用を少しでも抑えるのであれば、日常ケアを徹底することが重要です。塗装剥がれは、紫外線や雨の影響が非常に大きいです。
そのため、保管場所を屋根付きガレージやカーポートにするだけでも、塗装剥がれの予防策として効果が期待できます。
こまめな洗車と拭き上げ
汚れや水滴も、塗膜を傷める原因になります。ルーフに付着した汚れは、こまめな洗車で除去することが可能です。しかし洗車後に拭き上げ(水滴を拭き取ること)をしないと、水滴が紫外線を集めてしまいます。
さらにこの状況を幾度も繰り返すと集められた紫外線によってクリア層が破壊され、塗装剥がれが起こります。そのためこまめな洗車と拭き上げは、必ずセットで行うようにしましょう。
ボディコーティング施工
ボディコーティングは、保護膜によって紫外線・雨・汚れから保護するものです。
撥水性が高まるため汚れが付きにくくなりますし、水洗いでも簡単に汚れが落ちるため、洗車による傷がつきにくくなります。
近年のボディコーティングは、ガラスコーティングとプロテクションフィルムが主流です。仕上がりを重視する場合は専門業者への依頼がおすすめですが、DIYで十分施工可能で、費用を抑える方法もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、長く乗り続ける上で避けては通れないハイエースのルーフ塗装費用について解説してきました。
ハイエースのルーフ塗装は、施工面積が広いうえに作業がしにくい場所でもあります。そのためハイエースのルーフ塗装は、一般的な塗装剥がれの費用よりも高額になりやすいです。塗装剥がれを見つけた場合は、早めに修理をすることが費用を抑えるポイントになります。
さらに日ごろから塗装剥がれを起こしにくい対策を行っておくことも、費用を抑えるポイントです。おすすめの対策法には、こまめな洗車・拭き上げとボディコーティング施工があります。
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