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【査定への影響】車の全塗装は査定が下がる!?塗装条件と注意点を解説

愛車の塗装が劣化し、色あせやツヤが無くなってくると、「元のキレイな塗装に戻したい」「この機会にイメージチェンジしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、全塗装は将来車を売却する際の査定額にも影響を与えるという話を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?

「全塗装したことで、思ったよりも車の値が付かなかった」という場合もあるので、事前に全塗装による査定の影響を調べる必要があります。

この記事では、車を全塗装すると査定が下がるケース、上がるケース、修復歴が付くのかどうかについて詳しく解説していきます。全塗装を検討していて、将来車の売却も視野にいれている方は、ぜひ読んでみてください。

目次

1.全塗装すると査定が下がるケース
 ①純正色とは異なる色で全塗装をする
 ②全塗装の仕上がりが悪い
 ③DIYで全塗装してしまった
2.全塗装すると査定が上がるケース
 ①純正色で高品質に仕上げる
 ②傷や錆を補修してキレイに仕上げる
3.車の全塗装は修復歴がつくの?
4.全塗装する前に、将来の売却も考えて判断する
5.まとめ

全塗装すると査定が下がるケース

車を全塗装すると、見た目がキレイになるという大きなメリットがあります。

しかし、車を全塗装すると、必ず査定が上がるというわけではなく、条件によっては査定額が大きく下がってしまうこともあります。

ここでは、査定が下がるケースを3つ紹介していきます。

①純正色とは異なる色で全塗装をする

査定が下がるケース1つ目は、純正色とは違う色で全塗装してしまうことです。
全塗装するとなれば、オリジナル性を高めるため「ツヤ消し塗装」や「奇抜なカラー」など、純正色では選択できない色を選びたくなりますが、それは、査定が大幅に下がる可能性が高いです。

車の査定では、「再販できるか?」が重視されるため、売りづらい個性的な色はマイナス評価となってしまいます。

②全塗装の仕上がりが悪い

査定が下がるケース2つ目は、全塗装の仕上がりが悪いことです。
純正で採用されている塗装は、とても高品質で厳しい環境下でも耐えれるようメーカーの厳しい試験クリアしたものが採用されています。

しかし、全塗装の費用を安価に抑えるために、安い業者に依頼してしまうなどは注意が必要です。

  • 下地処理をせずに、劣化した塗装の上からそのまま再塗装した
  • 塗装ムラがある
  • ホコリやブツが塗膜に混入している

適切な下地処理していない状態で塗装すると、表面がザラついたり塗膜が平滑に仕上がらなくなり、マイナス評価になります。

塗装ムラ、ホコリやブツの混入があっても、再販しづらくなるので減点の対象となってしまいます。

良い仕上がりを目指すのであれば、塗装業者と事前に入念な打ち合わせをして、どこまで作業するか決めておく必要があるでしょう。

③DIYで全塗装してしまった

査定が下がるケース3つ目は、DIYで全塗装することです。

DIYは全塗装の費用を抑える大きなメリットがありますが、査定の観点ではおすすめできません。

DIY塗装が査定に影響する理由は以下の通りです。

  • 設備が不十分なため、仕上がりが悪くなりやすい
  • 純正塗料以外を使用すると、カラーに相違がでる
  • 純正塗料以外を使用すると、耐久性に劣る可能性がある
  • 錆や凹みをキレイに補修できない

設備が不十分だと、風でホコリなどが混入しやすくなり、塗装の品質が下がりやすくなります。

また、市販の塗料は安価なものも多く、汎用性は高いですが、塗料の品質が悪いものもありますので、耐久性に不安があります。

DIYによる塗装は見分けがつきやすく、評価が下がりやすいので、将来なるべく高く車を売りたい(リセールバリュー重視の)方は、DIYでの塗装を避ける選択肢を持ったほうがいいでしょう。

全塗装の車の査定が上がるケース

ここまで査定が下がるケースを紹介してきましたが、条件を満たせば査定が上がるケースも存在します。

ここからは、全塗装で車の査定が上がるケースを2つ紹介していきます。

①純正色で高品質に仕上げる

全塗装の車の査定が上がるケースの1つ目は、純正カラーで高品質に仕上げることです。

売却の際、車の外観は重要で、日焼けして色あせた塗装や、細かい傷や塗装の剥がれは査定にマイナスです。しかし、純正カラーで高品質に仕上げた全塗装は、劣化した塗装に比べてプラス評価になる可能性があります。

ドアやボンネット、トランクの内側などの開けないと分からない細部まで塗装してある車はより高品質です。

また、希少性の高いクラシックカーや生産終了したスポーツカーなど需要がありますが、塗装が劣化していることが多いです。希少性の高い車を高品質で仕上げれば、査定でより高い評価を期待できるでしょう。

②傷や錆を補修してキレイに仕上げる

全塗装の車の査定が上がるケースの2つ目は、傷や錆をしっかり補修することです。

外装に大きな傷や錆が目立つ車は、査定で大幅な減額が予想されます。

傷や錆を板金補修と全塗装で丁寧に修復し、外観をキレイにできれば元々の査定額に近づく可能性があります。

ただし、先ほども説明したように「高品質な仕上がり」かつ「純正色」にすることが重要ですので、実績のある板金塗装業者を選びましょう。

車の全塗装は修復歴がつくの?

よく「車の全塗装は修復歴がついてしまうのか?」という質問が多くあります。

この疑問に答えるために、全塗装と修復歴の関係性について解説していきます。

結論:全塗装しただけで修復歴はつかない

結論からいうと、全塗装しただけで修復歴はつきません。

修復歴は、車体の骨格にあたる部分に変形などのダメージを受け、それを修復したときに修復歴がつきます。そのため、塗装に傷や剥がれを補修するために全塗装したからといって、修復歴がつくわけではありません。

修復歴が付くケース

車の修復歴は車の骨格部分がダメージを受けて修復したときにつきます。

修復歴がついてしまう具体的な部品は以下の通りです。

  • フレーム
  • ピラー(柱部分)
  • クロスメンバー
  • ラジエーターコアサポート など

事故などで上記の部品が凹んだり、変形し補修を行うと修復歴がつき、査定額が下がる可能性が高いです。修復歴の有無は売却時に大きな影響をあたえるので、どの範囲の補修が必要かあらかじめ業者としっかり確認しましょう。

全塗装する前に、将来の売却も考えて判断する

全塗装を検討している方は、「劣化した塗装をキレイにする」「自分好みにカスタマイズする」の2択がほとんどだと思います。

しかし、全塗装は高額な費用がかかるため、将来の売却への影響も考え判断する必要があります。

いつ売却するかで全塗装するべきかを判断できますので、ぜひ参考にしてみてください。

すぐに売却するなら全塗装の判断は慎重におこなう

塗装が劣化している場合、「売却前に全塗装した方が高く売れるのではないか」と考える方もいらっしゃると思います。

車種や年式によりますが、全塗装は費用が高額になりやすいため、全塗装の費用>売却益になる可能性も高く、あまりおすすめではありません。

さらに、仕上がりが悪かったり、純正カラー以外で塗装してしまうと、再販しにくくなるので、査定が下がることが多いです。

すぐに売却する予定なら、全塗装せずにそのまま売却してしまった方が損をしにくいでしょう。

しばらく乗る予定なら査定への影響も含めて検討する

もし、将来的に愛車を売却する予定であれば、査定額へのどう影響するかを考慮したうえで全塗装を検討することが大切です。

個性的な車を楽しみたい方は、特に気にする必要はありませんが、少しでも高く売却したいと考えている方は、全塗装の前に以下の点をチェックしてください。

  • 純正カラーで塗装する
  • 高品質で仕上げてくれる塗装業者を探す
  • 修復歴がつくような損傷はないか確認する

「すぐに売却する予定はないが、現在塗装が劣化しているから全塗装する」という方は、参考に覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、車を全塗装すると査定が下がるケース、上がるケース、修復歴が付くのかどうかについて詳しく解説してきました。

車の全塗装は、キレイな見た目に戻したり、個性を与えたりできる魅力的な選択肢です。

しかし、全塗装は高額な費用が発生しますし、査定へ影響を及ぼすため、安易に決定してしまうと後悔してしまう可能性があります。

将来の愛車の価値を優先したいのか、それとも自分好みにカスタマイズしたいのかで、塗装すべきかの判断基準が変わるはずです。

査定アップを狙うのであれば、純正カラーで高品質な仕上がりを目指し、査定を気にしないのであれば、自由にドレスアップしてもいいでしょう。

将来を見越して、後悔のないように十分に検討してみてください。

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