
大切なものを蘇らせるリペイント塗装|DIYのコツとプロに任せるべき境界線
「お気に入りのフィギュアを自分好みの色に塗り替えたい」「中古で手に入れたバイクや車を新品同様の輝きに戻したい」など、大切な品への思いはリペイントで形にできます。
リペイントとは再塗装のことですが、単に色を塗りなおすのではなく、大切な品に新たな価値を吹き込む魔法のような手段です。
この記事ではリペイントに挑戦したい初心者のためのDIYガイドからプロに任せるべき判断基準まで、分かりやすく解説します。
目次
1.【初心者必読】リペイントの基礎知識
2.フィギュア・小物のDIYリペイント
3.DIYとプロの仕上がりの違い
4.おもしろ塗装工房に任せるべきリペイントとは?
5.おもしろ塗装工房のリペイント
6.まとめ
【初心者必読】リペイントの基礎知識

リペイント(Repayment/Repaint)とは、対象物に色を塗ることです。
「色を塗る」という行為では一般的な塗装と同じですが、新品(色がついていない品)に色を塗ることと、色がついているものに新たな色を塗り直すことでは、プロセスだけでなく難易度も異なります。
仕上がりを左右する下地とは何か
塗装において下地づくりは、建築に例えれば基礎工事に当たる工程です。
どれほど高価な塗料を塗っても土台がしっかりとしていなければ、上に建つ建物もそれ相応の仕上がりにしかなりません。
塗装における下地が重要なのも同じ理由で、主な作業は「古い塗膜の除去」「塗面の補修」「塗料と素材を密着させる細かな傷入れ」です。
塗装してから時間がたっていないのに剥がれてしまったり、表面が肌荒れのようにぶつぶつしてしまうのは、ほとんどが下地処理の甘さが原因にあります。
プロであっても実際の塗装よりも多くの時間と手間を割くのが下地作りであり、下地が完璧であるほど仕上がりは美しくなります。
塗装とリペイントは目的が違う
一般的に塗装とは対象物の保護や美観のために色を塗る行為を指しますが、リペイントの真の目的は価値の再生にあります。
単に色を重ねてキズや古さを隠すのではなく、傷んだ部分を修復し、完全にリセットした状態から積み上げることによって新品以上の価値を付加することが、リペイントの本質です。
特に思い入れのある宝物や過酷な環境で使用される実用品においては、新たに色をのせるだけでなく将来的な耐久性まで見据えたリペイントを念頭に置く必要があります。
自分で塗り直すという事は完成するまでに失敗した思い出や、たくさん手を掛けた思い入れも含め私は「命を吹きかける」という表現をしています。
「失敗した」「成功した」その経験こそが命を吹きかけることだと私は思います。
フィギュア・小物のDIYリペイント

フィギュアやプラモデル、小物などに自分で色を塗り替えることは、DIY初心者にもおすすめです。
対象物が小さいため、筆・やすり・塗料があれば簡単に始められる点も初心者におすすめする理由です。
なおリペイントは再塗装であるため、剥離・洗浄・足付けの後に塗りの工程が入ります。
Step1:剥離
リペイントにおける下地作りでは、すでに塗られている色(塗料)を落とす剥離作業から始めます。
既存の塗膜は劣化していることも多く、その上に色を重ね塗りすると新しい塗料ごと剥がれてしまいます。
フィギュアやプラモデルのようにプラスチック素材では専用のペイントリムーバーを使用しますが、その際は素材本体を溶かさないよう慎重に作業することが重要です。
Step2:洗浄
洗浄では古い塗料を削り取ったカスを除去しますが、それ以上に重要なのが、表面の脂を徹底的に除去することです。
塗料にとって脂は最大の敵で、表面にわずかな油分が残っているだけで塗料は弾かれてしまいますし、乾燥しても剥がれてしまいます。
そこでDIYでも洗浄は重要な作業で、その際には家庭用の中性洗剤を使用するのがおすすめです。
ラッカーシンナーや洗浄用シンナーなど洗浄専用液もありますが、家庭用の中性洗剤は油分の分解力に優れているため十分に洗浄できます。
なお洗浄後に素手で触ってしまうと手の脂が付いてしまうため、必ずゴム手袋を着用しましょう。
Step3:足付け
足付けは、塗料と塗面を密着させるためアンカー効果を狙う(引っ掛かりをつくる)目的で行います。
アンカー効果とは表面に無数の小さな溝を作ることによって溝に塗料が入り込み、固まったときにアンカー(錨)のように表面に食いつかせる効果のことです。
通常は耐水ペーパーで問題ありませんが、フィギュアやプラモデルなど複雑な局面が多い場合は研磨スポンジを使うと便利です。
削る際は、全体が曇りガラスのような状態になるのを目安にします。
なお削り終わった後は再び洗浄し、削りカスや脂を完全に落としましょう。
その際も、ゴム手袋は必須です。
Step4:塗り
塗りでは、「薄く塗る」と「重ねて塗る」が鉄則です。
一度塗りで完全に色を付けようとすると厚塗りとなり、塗料本来の色が発揮できないだけでなく、ムラや液だれなどトラブルの原因となります。
一度塗りでは、ほとんど色はつきません。あくまでも下地が透ける程度を目安にしましょう。
その後塗料に適した乾燥時間をあけて3~4回塗り重ねると、均一に発色し塗面も美しくなります。
DIYとプロの仕上がりの違い

自分で仕上げていくDIY塗装では達成感が合いますが、実用性や仕上がりの美しさを求めるのであれば、DIYではどうしても越えられない壁があります。
①環境・機材の違い
塗装において避けなければならないのはホコリと乾燥ですが、一般的な住宅ではそれらを除去して塗装をすることは非常に難しいです。
空気中には目に見えない微細なホコリが存在し、それらは常に空気中で舞っている状態です。
換気をしている状態でこれらのホコリが塗膜が乾く前に付着すると、ざらつきの原因になり美しい塗面に仕上げることはできません。
そのためプロは、フィルター管理された専用の塗装ブースで作業を行います。
専用の塗装ブースではクリーンな空気が循環しているため、空気中のホコリが付く心配はありません。
さらに非常に繊細な単位で塗料の噴出を制御する高精度なスプレーガンを使用するため、鏡のような平滑さと繊細な質感を生み出すことが可能です。
②塗料の強さの違い
塗料には1液型ウレタン塗料と2液型ウレタン塗料があり、それぞれは異なる特長があります。
一般的にDIY用として使用されるのが1液型で、初心者でも扱いやすい点がメリットですが、乾燥しても衝撃や溶剤に弱いというデメリットがあります。
これに対して2液型は工業用・車両用の塗料で、プロは2液型を使用します。
2液型は化学反応によって強固な分子構造を形成するため、衝撃だけでなく、ガソリンや紫外線などに対しても圧倒的な耐性を発揮するのが特長です。
なお塗膜の強度は、過酷な環境にさらされる車・バイクのパーツやスポーツ用品など、実用強度が求められる対象物の塗装においては必須です。
③液だれやムラなどをリカバリーする手間とコストの違い
DIY塗装において頻繁に起こる失敗の代表には、液だれと色ムラがあります。
これらの失敗が起きた場合は完全に乾燥させた後塗料を削り落とし、再塗装するしかリカバリーする方法はありません。
しかしリカバリー作業に慣れていないと、状況はさらに悪化するだけで、時間とコストだけがかさむ失敗の連鎖に陥ってしまいます。
プロはそもそも液だれや色ムラを起こさない塗装技術を持っていますが、万が一の微細な不備にも時間と手間をかけて完璧に対処するため、リカバリーも問題ありません。
このような失敗した際のコストなどもふまえて仕上がりの美しさを追求するのであれば、最初からプロに任せた方が賢い選択と言えるでしょう。
おもしろ塗装工房に任せるべきリペイントとは?

建築塗装店や自動車板金工場のような一般的な塗装店の場合、対象物によっては断られることがあります。
しかしおもしろ塗装工房は、一般的な塗装店が断るような特殊素材や複雑な形状の塗装に特化した塗装のプロのため、リペイント可能な対象物の種類が豊富です。
剣道・弓道などスポーツ用品のリペイント

剣道の胴や弓道の弓のように激しい打撃(衝撃)を受ける武具のリペイントは、おもしろ塗装工房の看板メニューの一つでもあります。
胴や弓に使用される竹や皮などの素材はしなるため、塗面が硬すぎる塗装ではすぐにわれてしまいます。
そのため武具のリペイントでは、柔軟性と衝撃に耐える強靭さを兼ね備えた特殊塗料が欠かせません。
おもしろ塗装工房では素材に最適な塗料を独自で調合するため、素材本来の伝統的な美しさを再現しつつも、現代の技術で耐久性を高めるリペイントが可能なのです。
ハーレータンクのリペイント

バイクのタンク、特にハーレーダビッドソンのタンクは、オーナーのこだわりが凝縮される場所です。
しかし経年劣化やガソリンによる腐食、小さな凹みなどは乗り続けている限り避けては通れません。
これらは古い塗膜を完全に剥離したうえで入念に下地を作らなければ、本来の美しさを取り戻すことは難しいです。
純正色を忠実に再現することも難しいですし、リペイントの耐久性を考えれば、ガソリン耐性に優れたクリア塗装を組み合わせる必要もあります。
これらをすべて一手に引き受け、唯一無二のカスタムペイントまで施すには、バイクを熟知した塗装のプロでなければ難しいでしょう。
マジョーラやバンブー調など特殊カラーのリペイント

近年プラモデルや釣り竿などにもマジョーラカラーやバンブー調カラーが注目されていますが、これらの特殊カラーは調合と吹き付けの精度が仕上がりを左右します。
光の反射で色が変化するマジョーラ塗装は、塗料の粒子が均一でないと色の変化がムラになってしまい、本来の美しさは表現できません。
そのため、素材の形状に合わせた粘度に塗料を調合する必要があります。
その上で、形状に合わせて細かく膜厚をコントロールする高度な吹き付け技術が必須です。
金属や樹脂に竹のような風合いをつけるバンブー調カラーは、機械が色の重なりや刷毛目を再現することはできません。
さらに知識や技術だけでなく経験も必要なため、熟練職人でなければ完璧に再現することは難しいでしょう。
このように特殊カラーの塗装は特殊な塗料を使えば可能になるのではなく、経験に裏打ちされた色彩感覚や素材と塗料を熟知した職人技があるからこそ可能になります。
おもしろ塗装工房のリペイント

おもしろ塗装工房は塗装用具・特殊塗料店が運営しており、職人技術とアイデアを生かして商品の販売・相談をしている塗装のプロショップです。
そのため建築塗装店や板金塗装店では断られる特殊な品物でも、見捨てず常に挑戦する姿勢を持つ塗装店であることが最大の特長です。
素材や用途に合わせて自ら調合する特殊塗料は、本来であれば塗装が困難とされるシリコン・ゴム・革素材などにも対応しています。
さらに独自のノウハウと専用プライマー(下地剤)を駆使して完璧に作り上げる下地も、オーナーの理想を形にすることができる大きな武器です。
そのためおもしろ塗装工房では、フィギュアの微細なパーツから大型バイクのタンク、過酷な衝撃を受ける武具のリペイントも可能です。
「これは無理だろう」とリペイントを諦めてしまった大切な品物でも、新品以上の価値をつけてオーナー様のもとへとお返しできるでしょう。
顔が見える職人が見積もりから納品まで担当

二度と手に入れられない宝物ほど、リペイントに出すことを躊躇するのは当然のことです。
だからこそおもしろ塗装工房では、実際にオーナー様の品物を塗装する職人本人が、お問合せ・お見積もりの段階から何度も直接対話をさせていただき、塗装した場合のメリットデメリット、塗装の提案させていただいております。
それはオーナー様から品物に対する思いや理想のイメージを直接受けることで、わずかなニュアンスのずれもなくし最終イメージの共有を図るためです。
納得がいくまで話し合ったうえで、相談担当の職人自身が見積もり・下地処理・着色・品質チェックまで一貫して行うため、安心してお任せください。
まとめ
リペイントは単なる塗り直しを意味する「再塗装」ではなく、キズや経年劣化によって役目を終えようとした品物に新たな価値を与えるための「再塗装」です。
塗料や塗装道具の技術も豊富なため、DIYで楽しみたい時のちょっとした悩みや不安もぜひご相談ください。
なお一生モノの品質を求めるのであれば、プロの設備と高度な技術を持つおもしろ塗装工房にお任せください。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。


この記事へのコメントはありません。