同じ白でもよく見ると違う|パールホワイトとパールマイカの違い

車のボディカラーでも人気な白ですが、同じ白でもよく見るとそれぞれ色味が、絶妙に違います。「実際どれほどの違いがあるのか」、「印象は変わるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、白の中でもよく使われている「パールホワイト」と「パールマイカ」に注目して、その色合いや塗装の層、素材の違いに注目しながら、それぞれの特徴をわかりやすく解説していきます。

こちらの記事を見て、車の色選びの参考にしてください。

目次

1.たくさんの白があることを知る
2.パールホワイトとパールマイカの違い
3.さらに詳しく色の仕組みを知ろう
4.まとめ

たくさんの白があることを知る

自動車のボディカラーの中でも、ホワイト系は長年にわたり高い人気を誇っています。こちらでは、人気なワケと実際にボディカラーとしてどれくらいの白があるのかを解説します。

車のボディー色に白色が人気な理由

白、ホワイト系のボディカラーが人気を集めるのには、さまざまな理由があります。実用性・安全性・経済性の面で優れており、迷ったときに選ばれる鉄板カラーです。

・シンプルで選びやすい
 クセがなく、どんな車種にも合うため、老若男女問わず選ばれています。
・夏場でも暑くなりにくい
 白は光を反射しやすく、黒い車よりも表面温度が上がりにくいため、夏場も快適です。
キズや汚れが目立ちにくい
 細かなキズやホコリも目立ちにくく、きれいな印象を長く保てます。
夜間の視認性が高く、安全性アップ
 白は暗い場所でも目立ちやすく、事故防止にもつながります。
リセールバリューが高い
 中古市場での需要も高く、下取り価格が安定しているのも大きなメリットです。
周囲に馴染みやすく安心感がある
 目立ちすぎない色なので、自然と周囲の景色や車に溶け込みます。

これらの理由から、ホワイトは「とりあえず選んでおけば間違いない」と言われるほど、信頼されている定番カラーです。

車のボディー色に採用される白の種類

トヨタ車には、実に9種類ものホワイト系カラーがラインナップされています。さらに、他メーカーの車種まで視野に入れると、「白」と呼ばれる色のバリエーションは想像以上に豊富です。どの色も同じ白に見えて、実は微妙にトーンや質感が異なり、それぞれ個性があります。今回はトヨタの車を例に、さまざまな白を紹介します。

① プラチナホワイトパールマイカ〈089〉

多くの人気車種(アルファード、RAV4、ハリアーなど)に設定される定番カラー。
印象:ややパール感が強く、上品なトーン。思ったより「真っ白」ではない。

② プレシャスホワイトパール〈090〉

クラウンシリーズ(セダン、スポーツなど)に採用。
印象:はっきりとした高級感のある白で、濁りが少なく「これぞ白」。

③ スーパーホワイトⅡ〈040〉

アクア、プリウス、カローラなどに設定。
印象:明度の高い純白。シンプルで清潔感重視の人に人気。

④ ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉

ノアやヴォクシーに使われる白。
印象:光の加減でややベージュっぽく見えることもあり、柔らかい印象。

⑤ ホワイト〈058〉

ハイエースやプロボックスなど業務車両向け。
印象:やや黄みがかった白で、商用車らしい実用的カラー。

⑥ クリスタルホワイトパール〈K1X〉

GR86に設定。
印象:スポーツカーに合う、透明感のあるパールホワイト。

⑦ ホワイトメタリック〈D01〉

スープラ専用色。
印象:メタリック感が強く、光に映える立体的な白。

⑧ パールホワイトⅢ〈W24〉

コペン GR SPORTなどに設定。
印象:ややくすみのあるパール調。落ち着いた雰囲気。

⑨ シャイニングホワイトパール〈W25〉

ライズに設定されている白。
印象:少しグレー寄りのニュアンスホワイト。都会的な印象に。

パールホワイトとパールマイカの違い

白にもさまざまな種類があることがわかりましたが、今回はその中でも「パールホワイト」と「パールマイカ」に注目し、色合い・塗装の層・補修工程の違いについて詳しく解説していきます。

色合いの違い

パールホワイトは、白をベースに真珠のような光沢(パール感)を加えたカラーです。
光の当たり方によって表情が変わり、滑らかで高級感のある印象を与えます。よく使われる「ホワイトパールクリスタルシャイン」などが代表例です。

特徴:上品で落ち着いた白で、光の角度でパールのツヤ感が変化、高級感を重視した車種に多い。
印象:ナチュラルで、やや温かみのある白。まさに“真珠のような白”。

パールマイカは、パール粒子にマイカ(雲母状の鉱物)を加えることで、よりキラキラとした輝きや奥行きを演出するカラーです。
例えば「プラチナホワイトパールマイカ(089)」は、一般的なパールホワイトよりも透明感や金属感が強く、より立体的な質感を感じさせます。

特徴:マイカ粒子による輝きが強めで、より多層的・メタリック寄りの反射感、光沢や陰影の変化が大きい。
印象:クリアでシャープ。上質さと存在感を両立した白。

塗装の層に違いがある

パールホワイトとパールマイカは、どちらも光沢のある白系カラーですが、実は塗装の構造(塗り重ねる層)に違いがあります。

どちらも基本は「スリーコート塗装」と呼ばれる3層構造で、ベースカラー(白)に加えて、パール層とクリア層を重ねて仕上げます。

パールホワイトは、細かいパール顔料を使った中間層で柔らかく上品な光沢を表現するのが特徴です。一方、パールマイカはこの中間層にマイカ(雲母)粒子を多く含み、光の反射や角度によってキラキラとした強い輝きや立体感を演出します。

補修工程も変わる

どちらも多層塗装のため、補修や再塗装は難易度が高い傾向があります。特にパールマイカは粒子の反射の加減が繊細で、色合わせが難しいです。部分的な修理でも、パネル全体や隣接部分を塗り直すケースが多く、修理費用が高くなることがあります。

さらに詳しく色の仕組みを知ろう

色合いや塗装の層といった見た目の違いがわかったところで、次は色が異なる仕組みについて、さらに詳しく見ていきましょう。

光輝材(パール、メタリック、マイカ)について

車のボディカラーには、メタリックやパール、マイカなど、さまざまな名称がつけられています。これらの塗装には、色を付ける顔料に加えて「光輝材」と呼ばれる素材が含まれており、その光輝材が光を反射させることで、キラキラとした輝きを生み出しています。

アルミ 〜メタリック塗装
雲母 〜マイカ塗装
雲母(半透明) 〜パール塗装

光輝材にはいくつか種類があり、代表的なものが「アルミ」と「雲母(うんも)」です。アルミを使った塗装は「〜メタリック」と呼ばれ、雲母は強い光沢を持つ鉱物で、日本では「きらら」とも呼ばれます。雲母は英語で「mica(マイカ)」と表記されるため、「〜マイカ」という名称が使われています。

また、「〜パール」と呼ばれる塗装も、実はこの雲母を光輝材として利用しています。パール塗装の光輝材は半透明で、光を反射・透過・屈折させることで、真珠のような上品な光沢を演出するのが特徴です。

こうした光輝材の違いにより、見た目の輝きや質感に違いが生まれ、同じ「キラキラした白」でも「メタリック」「マイカ」「パール」と呼び分けられているのです。

まとめ

今回はパールホワイトとパールマイカの違いについて、色味や塗装の仕組みを中心にご紹介しました。どちらも人気の白ですが、光輝材の種類や塗装の重ね方で、見た目の雰囲気や輝きに違いがあります。

色選びの際には、こうした細かいポイントを知っておくと、自分にぴったりの車を見つけやすくなります。ぜひ今回の記事を最後まで読んで参考にして、理想の一台を見つけてくださいね。

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